今回の東京コラボ中国語通訳の派遣実績は「日本庭園視察団の中国語通訳」です。

新型コロナウイルスの影響で、今までストップしていた中国からの日本視察団も、最近は徐々に復活してきました。

中国でもいくつかの公園には日本庭園もあり、また富裕層の方は庭付きの自宅に日本庭園を造るのも流行っています。

ただ中国では「日本庭園」という定義もあいまいで、実際に設計や施工をできる会社や人材も限られているのが現状です。

今回の視察団では、日本庭園制作の関係者向けに、実際に日本庭園を見ながら、日本庭園の専門家による解説を行いました。

日本庭園とは、日本の伝統的な技法で造られた庭園のことで、池や石、草木などを配置して自然の景色を象徴的に再現しています。

また日本庭園は、大きく分けて「池泉庭園」「枯山水」「露地」の3つの様式に分類することができます。

「池泉庭園」は池を中心に作られた庭園で、日本にある庭園の多くがこの池泉庭園です。池は海や極楽浄土を表しています。

「枯山水」は「わびさび文化」の影響を受けていて、石や砂を使用して波や水流を再現し、水のある風景を表現しています。

「露地」は茶庭とも呼ばれる茶室にある庭のことです。飛び石や灯篭が付いているのが特徴で、飛石は山を表現しています。

今回は都内でも有名な以下6つの日本庭園を案内されて、その中国語通訳を担当させていただきました。

浜離宮恩賜庭園
住所:東京都中央区浜離宮庭園1-1
特徴:都内唯一の海水を引き入れた「潮入の池」と「三百年の松」が有名
様式:池泉庭園

清澄庭園
住所:東京都江東区清澄3-3-9
特徴:中心の大きな池の周囲に、日本全国の名石が並べられた回遊式庭園
様式:池泉庭園

旧芝離宮恩賜庭園
住所:東京都港区海岸1-4-1
特徴:水を使わずに滝を表現した「枯滝」など、石組で自然の風景を表現
様式:池泉庭園

ホテルニューオータニ
住所:東京都千代田区紀尾井町4-1
特徴:高さ6mもある「大滝」と波の様に線が引かれた枯山水の白砂利が特徴
様式:池泉庭園、枯山水、露地

小石川後楽園
住所:東京都文京区後楽1-6-6
特徴:中国の景勝地や様式を取り入れ、海、山、川、田園の4テーマに分かれている
様式:池泉庭園

六義園
住所:東京都文京区本駒込6-16−3
特徴:和歌の世界を再現している庭園で、中国の詩の分類「六義」から名付けられた
様式:池泉庭園

今回担当した中国人通訳は卒論テーマが日本庭園で、関連知識も豊富なため、わかりやすい通訳だったと高評価をいただきました。

それ以外の分野でも、関東エリアで中国語通訳派遣をご希望の方は、お気軽にお問い合わせください。

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