最近は日本でも人民元預金が人気だそうです。人民元の切り上げや高金利に期待が高まっているそうですね。

以下は、2010年7月5日の読売新聞の記事の参照です。

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中国が人民元相場の弾力化を始めたことを受け、日本でも人民元建て預金への関心が高まり、個人投資家による口座開設や問い合わせが相次いでいる。

日本の銀行に円建てで預金するより金利が高く、人民元の上昇で円安が進めば、為替差益も得られる期待感があるためだ。

日本で個人向け金融取引を展開する英大手金融HSBCは5月末から、日本の居住者でも、中国に70か所ある同行支店から店舗を選んで口座を開き、人民元建てで預金できるサービスを始めた。

1000万円以上の預け入れが条件。金利は、普通預金で年0・36%、期間1年の定期預金で年2・25%で、年5万ドル(約450万円)を上限に追加で預金できる。

日本の預金金利は、例えば、三菱東京UFJ銀行の普通預金が年0・04%、スーパー定期預金(1年物)が年0・06%と、人民元建て預金を大幅に下回る。金利の高さも、関心を集める要因となっているようだ。

一方、中国系の中国銀行は東京支店など日本にある支店で人民元建て預金を扱っている。金利は、普通預金が年0・30%、期間1年の定期預金が年0・45%で、日本人による口座の開設も増えている。

中国経済の成長に伴って人民元相場の上昇が続く可能性もあり、「富裕層の間で資産運用の対象として関心が高まっている」(HSBC)との見方もある。