今回の東京コラボ中国語通訳の派遣実績は「首都圏の私立中学校の入試説明会での通訳」です。
最近ニュースなどでも報道されるように、日本に移住してきた中国人家庭では、首都圏を中心に私立中学受験をする子供が増えています。
ではなぜ公立中学校への進学ではなく、私立中学校を受験する子供が多いのでしょうか?それには以下のような理由が考えられます。
日本に移住してきた中国人家庭が私立中学校を選ぶ理由
1. 有名大学への進学
• 日本の有名私立中学は、一般の公立中学と比べ、難関高校・大学への進学実績が豊富。
• 有名大学系列の私立中学校に入学すると、エスカレーター式に高校、大学と進学できる。
2. 中国教育との比較
• 中学校という早い段階で日本の教育システムに移行することで、子どもの負担が軽減できる。
• 詰め込み型よりも「個性・自主性を重視する教育」を受けさせたいと考える家庭が増えている。
3. 国際的な進路の選択肢
• 英語教育に力を入れている私立中学も多く、将来は日本の大学だけでなく欧米留学にもつながる。
• バイリンガル教育・国際バカロレア(IB)認定校などが選択肢として魅力。
4. 学歴の付加価値
• 日本の有名私立中学出身という学歴は、中国や国際社会で一定のブランド価値を持つ。
• 将来的に中国へ戻る場合も「海外で優秀な教育を受けた」という評価につながる。
5. 経済的な余裕
・最近の中国人家庭は経済的に余裕があり、日本の私立中学校の授業料は大きな負担にならない。
・昨今の円安の影響で、人民元資産を持つ中国人家庭からすると、授業料はさらに安く感じられる。
首都圏の私立中学校の入試説明会での中国語通訳
今回は東京都内に在住の中国人夫婦から、子供が受験する私立中学校の入試説明会での通訳をご依頼いただきました。
夫婦二人とも日本語はある程度できますが、説明会で話される大切な情報の聞き漏らしや、聞き間違えを防止するため、通訳をつけることにされました。
また今回は参加人数が各家庭2名までのため、通訳はご主人様の代わりに奥様と参加することになりました(事前に学校にも確認済)。
当日は学校概要、授業スケジュール、授業の特徴、課外活動など説明の後、実際に学校の施設や授業の様子などを見学しました。
通訳は他の参加者の迷惑にならないよう、奥様の隣で小声で、不明点などがあれば、その都度中国語に通訳を行いました。
また個別相談では事前に質問内容をいただいて、その内容を担当の先生に質問して、回答を中国語に通訳していました。
この秋には、他の私立中学校の入試説明会にも参加されるとのことですので、またその際には通訳をご依頼いただくことになりました。
最近は学校の入試説明会だけでなく、塾の説明会などの中国語通訳依頼も増えています。首都圏で中国語通訳をご希望の方は、お気軽にお問い合わせください。